1. 取引先に選ばれ続けるために 経営者が今日決めるべきこと

ブログ2026.04.24

取引先に選ばれ続けるために 経営者が今日決めるべきこと

取引先に選ばれ続けるために 経営者が今日決めるべきこと






中小企業こそ他人事ではない。サイバーリスクを知らないままだと、事業が止まる時代へ



中小企業こそ他人事ではない。サイバーリスクを知らないままだと、事業が止まる時代へ




はじめに


「うちは大企業じゃないから、そこまで狙われないだろう」

そう感じている経営者の方は、少なくありません。



ですが今は、会社の規模ではなく、止めやすいところ、入りやすいところ、取引先に影響を広げやすいところが狙われる時代です。

しかも被害は、単なる“パソコンの不調”で終わりません。見積書が出せない、請求が止まる、顧客対応が遅れる、取引先に迷惑がかかる。そうした小さな止まり方の積み重ねが、やがて「事業が回らない」に変わっていきます。



IPAのガイドラインでも、情報セキュリティ対策を怠った場合の不利益として、金銭の損失、顧客の喪失、事業の停止、従業員への影響が示されています。中小企業にとって大切なのは、完璧を目指すことではなく、まず「もう知らないでは済まされない」と腹を決めることです。





目次



  • なぜ中小企業が狙われるのか

  • サイバーリスクは「情報漏えい」だけではない

  • 取引先から求められる時代が近づいている

  • まず経営者が持つべき危機感





本文



なぜ中小企業が狙われるのか


サイバー攻撃というと、大企業や官公庁のニュースを思い浮かべるかもしれません。

けれど現実には、中小企業や個人事業主も十分に対象になります。



理由は単純です。

相手にとって、侵入しやすく、守りが薄く、しかも取引先につながる入り口になりうるからです。



たとえば、日々の業務で使うメール、クラウド、会計ソフト、ファイル共有、ネットバンキング。これらが1つでも止まると、売上そのものより先に「仕事の流れ」が止まります。

つまりサイバーリスクは、IT部門の話ではなく、経営そのものの話です。



サイバーリスクは「情報漏えい」だけではない


多くの方は、情報セキュリティと聞くと「個人情報が漏れる話」と考えます。

もちろんそれも重大です。ですが、それだけではありません。



IPAのガイドラインでは、対策不足によって企業が受ける主な不利益として、次の4つが挙げられています。




  • 金銭の損失

  • 顧客の喪失

  • 事業の停止

  • 従業員への影響



特に見落とされやすいのが、事業の停止です。

受発注ができない。共有フォルダが開けない。請求書を出せない。復旧の連絡に追われて本来業務が止まる。こうしたことは、たった1回の感染や不正アクセスでも起こりえます。



取引先から求められる時代が近づいている


いま大きく変わっているのは、「被害に遭うかどうか」だけではありません。

対策していることを説明できるかどうかも問われるようになっています。



IPAの第4.0版では、サプライチェーン全体としての対策推進の必要性が高まり、SCS評価制度を踏まえて整理されたことが明記されています。さらに、制度は企業の対策レベルを評価する仕組みで、主に中小企業の信頼性向上やサプライチェーン対策強化を目的として、2026年度下期の開始を目指して整備が進められているとされています。



つまり今後は、

「対策していない会社」ではなく

「対策状況を答えられない会社」が、取引上の不安要素として見られる可能性があります。



まず経営者が持つべき危機感


IPAのガイドラインは、情報セキュリティ対策を経営者のリーダーシップで進めることを原則の1つとして示しています。

また、委託先の対策まで考慮すること、関係者と常に情報セキュリティに関するコミュニケーションを取ることも原則に含まれています。



ここで大切なのは、専門用語を全部理解することではありません。

経営者がまず理解すべきなのは、次の一点です。



「うちは関係ない」ではなく、「うちも止まる可能性がある」

この認識に変わるだけで、対策の進み方は大きく変わります。





まとめ


中小企業や個人事業主にとって、サイバーリスクはもう一部の大企業だけの問題ではありません。

被害は情報漏えいだけでなく、受注停止、信用低下、業務停止といった形で経営に直結します。さらに、取引先やサプライチェーン全体で対策が求められる流れも強まっています。だからこそ今必要なのは、「そのうちやる」ではなく、「今日から少しずつ始める」という姿勢です。





FAQ



Q1. 小さな会社でも本当に狙われますか?


はい。規模が小さいから安全とは言えません。守りの薄さや取引先とのつながりを理由に対象となることがあります。



Q2. 何が一番怖いのでしょうか?


情報漏えいも怖いですが、実務では「仕事が止まること」が非常に深刻です。受発注、請求、顧客対応が止まると、経営への打撃が大きくなります。



Q3. まず何から始めればいいですか?


最初は現状把握です。どの業務が止まると困るのか、どの情報が大事なのかを洗い出すところから始めるのが現実的です。







記事・相談担当者:井浪(いなみ):Amazon/Kindle 著者ページ

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