ブログ2026.02.10
フィッシング・なりすまし・ビジネスメール詐欺を防ぐ「だまされない確認術」
Day3:フィッシング・なりすまし・ビジネスメール詐欺を防ぐ「だまされない確認術」
はじめに
セキュリティ事故でいちばん多い入口は、「すごい技術の攻撃」よりも、人をだます方法です。
しかも、だまし方はとても“日常”に似せてきます。たとえば「宅配」「支払い」「アカウント確認」「上司からの至急依頼」など、忙しい時ほど反応してしまう言葉が使われます。
IPAの「情報セキュリティ10大脅威 2026」でも、個人向けにはフィッシングや不正ログインなどが挙げられ、組織向けにはビジネスメール詐欺や標的型攻撃などが挙げられています。
本文
そもそも何が起きる?「だまし」の3パターン
「だまし」は大きく3つに分けると理解しやすいです。
- ログイン情報を盗む:偽サイトに誘導して、ID・パスワードを入力させる(フィッシング)
- お金を動かす:振込先変更や至急支払いを装って送金させる(ビジネスメール詐欺など)
- 端末を操作させる:電話・画面表示で不安をあおり、遠隔操作や支払いをさせる(サポート詐欺など)
ポイントは、どれも「今すぐ」「確認しないで」「急いで」という状況を作ることです。
見抜くコツ:怪しいサイン10個
全部覚える必要はありません。3つでも当てはまったら止まるで十分です。
- 「至急」「本日中」「アカウント停止」など、強い言葉で焦らせる
- 差出人名は本物っぽいのに、メールアドレスが微妙に違う
- リンク先が短縮URL、または見た目と違う
- 日本語が不自然、言い回しが妙に堅い/逆に雑
- 添付ファイルを開かせようとする(請求書・領収書など)
- 「パスワードを再入力」「カード情報を確認」など、入力を促す
- いつもと違う振込先、いつもと違う決済方法を指定してくる
- 上司・取引先になりすまして、個別に連絡してくる
- 「この件は内密に」「他の人に言わないで」と言ってくる
- 電話番号や問い合わせ先が、公式サイトと一致しない
迷ったらこの一言
「リンクを踏まずに、公式を自分で開いて確認します」
今日から効く:確認ルール(個人・会社共通)
対策は“気合い”では続きません。ルール化が効きます。
- リンクは原則踏まない:メールやSMSのリンクではなく、公式アプリ/ブックマークから開く
- 入力は一回止まる:ID・パスワード・カード情報を入力する前に、必ず深呼吸して確認
- 別ルートで確認:メールの返信ではなく、いつも使っている電話番号・チャットで確認
- 端末操作はしない:電話で「アプリを入れて」「画面共有して」は基本NG
- 困ったら誰かに見せる:会社なら上長/情シス、個人なら家族や詳しい人に一度共有
中小企業・個人事業主向け:お金が動く場面の守り
組織で一番痛いのは「送金してしまった」「請求書を装われた」です。ここは仕組みで止めます。
- 振込先の変更は、メールだけで確定しない(必ず電話など別手段で確認)
- 支払いは二人で見る(経営者+経理、担当+上長など)
- 高額・初回・変更時は“待つルール”(最低30分置いて再確認)
- 請求書の受け取り方法を固定する(例:特定の窓口メール/特定のクラウド)
- 取引先リストの連絡先を整備(困った時に“正しい番号”へすぐかけられる)
やってしまった時:最初の30分でやること
「やばいかも」と思ったら、早いほど被害は小さくできます。
- パスワード変更:まずメールと主要サービス。可能ならログイン中の端末を確認し、見覚えのない端末はログアウト
- 2段階認証をON:まだなら最優先で設定
- カード・決済の停止:不正利用が疑わしければカード会社・決済サービスに連絡
- 会社の人へ共有:仕事に関係するなら、上長や担当部署へ早めに共有(被害拡大を防ぐ)
- 送金してしまった場合:すぐに銀行へ連絡(取り戻せる可能性は“早さ”に左右されます)
今日のチェックリスト
- 「リンクは踏まない。公式を自分で開く」を自分のルールにした
- 振込先変更・至急支払いは「別ルート確認」をルール化した
- 支払いのダブルチェック(2人確認)を決めた(できる範囲でOK)
- 端末の「不審な操作要求(遠隔操作・画面共有)」は断ると決めた
- 困った時に連絡する先(会社/カード会社/銀行)をメモした
まとめ+要約
- 「だまし」は、ログイン情報を盗む/お金を動かす/端末を操作させるの3つが中心
- 最強の対策は、気合いではなく「リンクを踏まない」「別ルート確認」などのルール化
- 中小企業・個人事業主は、支払い・振込先変更の場面に“止まる仕組み”を作ると被害が減る
FAQ(3問)
- Q1. 忙しいと、つい確認を飛ばしてしまいます…
A. だからこそ「リンクは踏まない」「振込先変更は別ルート確認」のように、判断を減らすルールが効きます。毎回考えない仕組みにするのがコツです。
- Q2. 取引先からのメールが本物か不安なとき、失礼になりませんか?
A. 失礼ではありません。「念のため社内ルールで確認しています」と一言添えるだけでOKです。むしろ取引先の安全にもなります。
- Q3. 会社に相談しづらい(怒られそう)です
A. 早く共有するほど被害が小さくなることが多いです。責めるより守るが優先です。「事故を止めたいので報告します」と事実だけ伝えるのがよいです。
記事・相談担当者:井浪(いなみ):Amazon/Kindle 著者ページ
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