2026年7月改正のポイント3 社会保険加入の評価項目削除で経審の見え方はどう変わるのか
はじめに
今回の改正で、経営者が「これは大きい」と感じやすいのが、社会保険加入に関する評価項目の削除です。
これまで減点の印象が強かった部分だけに、「うちの点数はどうなるのか」と気になる方も多いはずです。
ただし、ここは単純に「有利になる」とだけ見るのではなく、なぜ削除されるのかを理解しておくことが重要です。背景を押さえると、改正の意味がすっきり見えてきます。
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削除されるのは3つの加入状況評価
改正後は、雇用保険の加入状況、健康保険の加入状況、厚生年金保険の加入状況に関する評価項目が削除されます。改正前は、それぞれ未加入の場合にマイナス40点、3項目すべて未加入だと合計マイナス120点となる仕組みでした。
なぜ削除されるのか
背景には、2020年10月1日以降、建設業許可の要件そのものに社会保険加入が追加されたことがあります。国土交通省は、許可更新期間が5年であるため、2025年10月1日以降に経審を受け、建設業許可を保有している事業者は、社会保険加入要件を満たしていることになると整理しています。つまり、許可段階で確認できる事項を、経審で重ねて評価する必要性が薄れた、ということです。
点数の見え方も変わる
この削除などに伴い、W点の最低点はマイナス788点、P点の最低点は163点へ変更されます。なお、P点の計算式のウェイト自体は変わらず、X1 0.25、X2 0.15、Y 0.20、Z 0.25、W 0.15です。
経営者としての受け止め方
この改正は、減点が消えることだけを喜ぶより、重複チェックを整理し、その分「加点をどう取りにいくか」に視点を移す改正と捉えるほうが実務的です。
つまり、今後の差は「守るべき最低限」よりも、「人材・防災・運用でどこまで積み上げるか」で出やすくなります。これは今回の改正全体の方向性とも一致しています。
まとめ
社会保険加入の評価項目削除は、制度の簡素化であると同時に、経審の重心をより実質的な取組評価へ移す見直しです。
今後は、減点回避だけでなく、加点につながる体制整備に目を向けることが重要です。
FAQ
- Q1. 削除されるのはどの項目ですか?
- A. 雇用保険、健康保険、厚生年金保険の加入状況です。
- Q2. 以前はどのくらい減点されていましたか?
- A. 各項目マイナス40点で、3項目すべて未加入なら合計マイナス120点でした。
- Q3. P点の計算式は変わりますか?
- A. 計算式のウェイトは変わりません。 最低点などの見え方が変わります。









