自転車「青切符」2026年4月スタート|家庭がまず押さえる3つの本質リスク
通勤・通学・送り迎えで“自転車もクルマも”使う家庭にとって、2026年4月の道路交通法改正(自転車の交通反則通告制度=通称「青切符」導入)は日常に直結します。本稿は施行までの約半年で、家族全員が無理なく整えられる準備を解説します。
青切符で「家庭」に起きる変化
- 16歳以上が自転車で一定の反則行為をした場合、青切符(反則金の任意納付)対象に。
- 重大違反や事故は刑事手続(赤切符等)のまま。
本質リスク①:手続きの変化と責任の可視化
- 違反が金銭負担として可視化→再発防止の家庭教育がカギ。
- 「どの行為が反則か」を家族で共有しないと、無自覚な反復が起きがち。
本質リスク②:事故発生パターンの偏り(交差点・夜間・歩道)
- 自転車×自動車の重傷・死亡は出会い頭・右左折が多数。交差点対応が最優先。
- 夜間の無灯火は致死率上昇。ライト常時点灯と点検は“命綱”。
- 自転車×歩行者の重傷・死亡は歩道で最多。歩道では徐行・一時停止が基本。
本質リスク③:16歳以上と未満で対応が分かれる
- 16歳以上:反則行為→青切符(任意納付)。
- 16歳未満:原則は指導警告。家庭での再発防止が重要。
今日の行動:家庭ルールの棚卸し
- 自転車:ライト常時点灯/ベル・ブレーキ点検/ヘルメット装着/スマホは停車時のみ。
- クルマ:通学路は徐行徹底/左折巻き込みと右直事故の防止フローを掲示。
FAQ
青切符はすべての違反に適用?
いいえ。重大違反や事故は刑事手続が原則です。
反則金を払えば記録は残らない?
刑事手続(前科)には進みませんが、家庭の再発防止は必要です。
子ども(中学生)はどうなる?
原則は指導警告。家族でルール確認と練習を。
記事・相談担当者:井浪(いなみ):Amazon/Kindle 著者ページ









