1. マンション管理組合のための共有部分火災保険入門|いま起きていることと最初の一手

ブログ2025.10.24

マンション管理組合のための共有部分火災保険入門|いま起きていることと最初の一手

マンション管理組合のための共有部分火災保険入門|いま起きていることと最初の一手






マンション管理組合のための共有部分火災保険入門|いま起きていることと最初の一手








いま、なぜ“共有部分の火災保険”が難しくなっているのか









はじめに


理事会に就任したばかりのAさん。
更新見積もりは前年の1.5倍。築年30年で、給排水管の漏水履歴が散見され、保険会社からは免責引上げや付保割合の見直しを提案されました。
Aさんは「何を守り、何を見直すか」の判断軸がなく、会計や住民説明にも自信が持てません。



——ですが、表面的な値段合わせではなく、物件リスクの見える化(診断)→設計→相見積もりの順で進めれば、打ち手は見えてきます。






共有部分の定義と専有部分との違い




共有部分の代表例



  • 廊下・階段・エレベーター・エントランス

  • 外壁・屋上・屋根・バルコニー手すり等の外装

  • 受水槽・給排水設備・消火設備などの機械設備

  • 駐輪場・フェンス・看板などの付属設備





専有との違い(基本)


共有は管理組合が一括して契約・管理し、専有は各区分所有者が個別に契約します。
契約は管理組合が契約者となる共用部分一括付保方式が一般的です。








いま起きている値上げ・引受制限の構造


自然災害の増加、老朽化に伴う事故頻度、請求履歴の蓄積などが値上げ・引受制限の背景にあります。
単純な補償削減ではなく、実態に即した設計でリスクとコストの均衡を取ることが重要です。




  • 背景1 自然災害の頻度・強度の上昇

  • 背景2 設備老朽化による漏水等の小口事故増

  • 背景3 過去の請求履歴の影響(翌年度以降の料率)






はじめに行う現状把握



  1. 書類の収集:過去3〜5年の保険証券・事故一覧・修繕計画をそろえる。

  2. リスクの棚卸し:漏水・風災・火災・賠償の発生場所と原因を分類する。

  3. 設備更新予定の確認:給排水・受水槽・防火設備などの更新予定と、更新後の見直し余地を把握する。






今後5日間の学び方(全体マップ)


このシリーズでは、以下の順序で具体的な打ち手を整理していきます。



  • Day2:補償・契約・保険料—設計の型をつくる

  • Day3:ケースで学ぶ—診断→設計→見積り→運用の流れ

  • Day4:応用テクニック—交渉前にやることリスト

  • Day5:総まとめ—チェックリスト&次の一歩






まとめ




  • まずは現状の見立てが起点。

  • 共有と専有の役割分担、契約方式、値上げの背景を把握。

  • 明日以降、補償設計・見積り・運用ルールまで段階的に整理。






FAQ(3問)



共有部分と専有部分はどこで線引きされますか?

規約・図面を基準に、廊下・階段・外壁・屋上・エレベーター等は共有が一般的です。専有内の内装・設備は区分所有者の対象になります。



値上げ局面で最初に見直すべきは?

免責、付保割合、不要特約、相見積もりの順に設計→比較で進めます。



診断は必須ですか?

必須ではありませんが、診断→改善→見直しの流れが中長期で有利です。




記事・相談担当者:井浪(いなみ):Amazon/Kindle 著者ページ

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