ブログ2025.07.25
中小企業必読!2025年4月改定「高年齢雇用継続給付」支給率引き下げの影響と緊急対応策
中小企業必読!2025年4月改定「高年齢雇用継続給付」支給率引き下げの影響と対応策
中小企業経営者・人事労務担当者の皆さまへ。
2025年4月1日から、高年齢雇用継続給付の支給率上限が従来の15%から最大10%へと引き下げられます。
本改定は雇用保険財政安定化の一環ですが、同時に貴社の高齢社員の求人・賃金計画にも大きな影響を及ぼします。
統計データから見えるリスクを整理し、早急に取るべき対応を具体的にご紹介します。
目次
1. 改定の背景と統計で見る影響
高年齢雇用継続給付は、60歳以降に賃金が75%未満に低下した高齢被保険者の就業意欲を支える重要なセーフティネットです。
2025年4月以降に支給率上限が15%→10%に引き下げられることで、平均的に賃金が70%まで低下した社員への給付額は約20%減少すると試算されています。
- 支給率上限引き下げで、給付総額は企業あたり平均▲18%の負担増加
- 60~64歳の就業率は約68%→継続雇用施策の見直しが急務
2. 支給率引き下げの詳細データ
2-1. 支給率一覧(2025年4月以降)
| 賃金低下率 | 支給率 |
|---|---|
| 75.00%以上 | 0.00% |
| 74.50% | 0.39% |
| 74.00% | 0.79% |
| 73.50% | 1.19% |
| 73.00% | 1.59% |
| 72.50% | 2.01% |
| 72.00% | 2.42% |
| 71.50% | 2.85% |
| 71.00% | 3.28% |
| 70.50% | 3.71% |
| 70.00% | 4.16% |
| 69.50% | 4.60% |
| 69.00% | 5.06% |
| 68.50% | 5.52% |
| 68.00% | 5.99% |
| 67.50% | 6.46% |
| 67.00% | 6.95% |
| 66.50% | 7.44% |
| 66.00% | 7.93% |
| 65.50% | 8.44% |
| 65.00% | 8.95% |
| 64.50% | 9.47% |
| 64.00%以下 | 10.00% |
※支給率上限は10%に統一。
自社の賃金体系別に、どの層が支給対象となるか要確認。
2-2. 支給額シミュレーション例
例:60歳社員(改定前賃金30万円→改定後22.5万円=75%低下)の場合
- 賃金低下率=75% → 支給率0%(給付なし)
- 同じく改定前賃金25万円→改定後17.5万円(70%低下)→支給率4.16%→月給17.5万円×4.16%=7,280円給付
※支給率・金額を社内シミュレーションし、影響額を早急に把握しましょう。
3. 企業が即実施すべき4つのアクション
- ① 賃金シミュレーションの迅速実施
高齢社員ごとに改定後支給額を試算し、人件費影響を定量化。 - ② 書類準備フローの整備
賃金証明書・受給資格確認票の発行体制を確立し、申請漏れを防止。 - ③ 就業規則・契約書の見直し
給与設定ルールを更新し、社員のモチベーション維持策を組み込む。 - ④ 人事研修・社内周知
制度改定内容と手続き要件を管理職・人事に周知し、実務運用を確実化。
4. 求人・定着率改善のポイント
支給率引き下げによる給付減少は求人競争力にも影響します。
以下の施策で定着率向上を図りましょう:
- 高齢層向け求人票に「継続給付サポートあり」と明記
- 退職金・業績連動型ボーナスで補完
- 定期的なキャリア面談とスキルアップ研修の実施
5. まとめ:今すぐ確認&行動に移す項目
1. 賃金シミュレーションで影響額を明確化
2. 必要書類発行フローを再構築
3. 就業規則・契約書を改定
4. 社内周知・研修で運用定着
給付率引き下げは事業コスト増の要因となる一方、適切な求人・定着施策で人材確保を強化できます。
統計にもとづく早急なアクションが、今後の成長を左右します。
記事担当者:井浪(いなみ)
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